近視の原因について

近視の原因とは?

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日本人の国民病とも言われる近視ですが、実は発症の原因についてはまだはっきりと解明されていません。様々な原因が研究者の間で研究されていますが、その中でも遺伝的要因と環境的要因が強いのではないか、というのが近年の大方の見方になっています。

近視の遺伝的要因


近視が遺伝的な要因で発生するという説は、近年の研究で単なる噂話ではないことが証明されています。近視に関係する遺伝子コードを解くことに成功し、特にこの遺伝子を持っている場合は、80%以上の確立で近視が遺伝するという結果が発表されました。こういった遺伝的な近視の場合は、だいたい12歳ごろまでに発症し、成人するころに進行が止まるという典型的な過程をたどります。

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しかし、重要なのは、近視の遺伝子を持っている人の割合を、近視にかかった人全体の中でみると、さほど大きいものではないということです。一部のデータでは遺伝的な近視の割合は全体の5%という数字も出ています。もし近視が遺伝的な要因だけで発症するとすれば、この数十年で何倍にも膨れ上がった子供の近視の発生率を説明することは難しいでしょう。

近視の環境的要因


一方で近視は成長する際の環境が引き金になるという見方もあります。近視の原因の携帯ゲーム機やパソコン、携帯やスマホ、テレビなどをよく引き合いに出すことからも、近視が何らかの外的な要因で起こる事は想像しやすいでしょう。極端に手元ばかりに焦点を合わせる生活を長く続けていると、目の水晶体を調節してピントを合わせる毛様体筋が強く緊張した状態が続きます。また、IT機器の画面を見ることや読書などで、狭い範囲の一点だけを見つめ続けるようなことになります。目の動きが極端に少なくなることから、目の筋肉が固まったようになり、仮性近視から、本物の近視と言われる状態になっていくと推測されます。

近視の発生は一元的ではない


近視が起こる原因について、遺伝説・環境説ともに医学ベースで証明されていますが、それぞれが単体で作用するのではなく、近視は両方の原因が複雑に絡み合って発症することを忘れてはいけません。近視の遺伝子を持っている子供は、何をどうしても100%近視になる、というものではなく、生活環境によっては発症せず済むかもしれません。また、遺伝的には問題のなかった人が、長年目を酷使するなど、瞳の健康において適切な環境になかった場合、大人になってからの視力の低下に悩むかもしれません。このように、近視の発生には複雑な条件が絡み合っていると考えられています。

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