近視の仕組みについて

近視の仕組みとは?

このエントリーをはてなブックマークに追加

人間の瞳は、いわばカメラのような働きを自動的にしています。眼から入った光を、目の表面にある角膜と、その奥にあるレンズのような水晶体と呼ばれる部分で屈折させ、眼球の奥の網膜に焦点を結ぶことで、見つめている画像をはっきりと認識します。

近視とは、俗に近目(ちかめ)とも呼ばれますが、何らかの原因で光を屈折させる角膜や水晶体の働きがうまくいかなくなり、光の焦点が網膜よりかなり前で結ばれてしまう状態を指します。

したがって網膜には焦点を外れたぼんやりとした画像が映る事となり、自然な状態では見たものがはっきりと認識できないという症状が現れます。

近視が起きるメカニズムとは?


こういった屈折異常が起きる仕組みには、さまざまな要因がありますが、一番多いのは水晶体の厚みを調節する、毛様体筋と呼ばれる筋肉の疲労です。

スポンサーリンク


毛様体筋は水晶体の上下を支える形で眼球の中に存在する筋肉ですが、この筋肉が緊張したり緩和したりすることで、水晶体の厚みを変化させ、見ているものに焦点を合わせるような、オートフォーカスのような働きをします。

しかし、近くでものを見続けることが続いて、毛様体筋が緊張した状態が長く続くと、毛様体筋は疲労し、その後の調節がうまく働かなくなることがあります。

一時的にこのような状態になった場合は、眼精疲労とか疲れ目、仮性近視という名前で呼ばれますが、慢性的に焦点が合いにくくなってくると、近視になっていると判断されます。

毛様体の働きからの近視の仕組み以外に、まれに眼軸と呼ばれる眼球自体の長さに由来する「軸性近視」や生まれつき角膜や水晶体の光を屈折する働きが強すぎる「屈折性近視」と呼ばれる近視もあります。

こういった病的な近視以外の近視は、小学生〜中学生頃に発症することが多く、ほとんどは20歳前後で進行が止まりますが、最近ではテレビやパソコンの普及により、成人以降に近視が進むケースが報告されています。

近視を改善するための手段


近視を放置しておくと、単に見えにくいだけでなく、頭痛や肩こりの原因にもなるため、適切な処置が必要です。近視の一番簡単な矯正方法は、メガネやコンタクトレンズです。

凹レンズを眼前につけることで、目に入る光の屈折角度を調整し、網膜の上でちょうど焦点が合うように調節します。

最近ではレーザーで角膜の屈折率を調整するレーシックという角膜屈折矯正手術が注目を浴びています。入院の必要もなく、成功率が高いことで知られており、メガネやコンタクトの煩わしさから解放される人が年々増加しています。

スポンサーリンク

このエントリーをはてなブックマークに追加